埋め込まれた自由主義

Embedded Liberalism の解体と再編 : グローバリズム・マルティラテラリズム・リージョナリズム
http://ci.nii.ac.jp/naid/110000186297/

現代世界経済を表象して、「グローバリズムリージョナリズム」という図式がしばしば描かれるが、本稿ではこれとは異なる構図で世界経済を捉えたい。リージョナリズムとは「域外差別に基づく域内自由化」であり、これに同一次元で対置されるべきは、「無差別原則に基づく自由化」を意味するマルティラテラリズムである。そして、この両者が展開される舞台が、グローバリゼーションといわれる現代世界経済のあり方であり、グローバリゼーションを推進するイデオロギーグローバリズムである。本稿では、「グローバリゼーションという土台の上での多角主義と地域主義の並行的進行」という構図を描き、それを戦後世界経済の解体と再編の結果として捉える。(p.89)

追記
こんな時間(4:40)だが読了。あー凄い論文だ(しかも国際経済体制史についての頭の整理にもなる)。是非一読をすすめる。
embedded liberalismが解体し、neolibelalismに基づくグローバリゼーション→新しいembedded liberalismの必要性:ルール化をどうするか。


社会・国家・世界市場 : 相互依存世界の対立と協調
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/11176/1/ronso0990400500.pdf