読了した本

最底辺の10億人

最底辺の10億人

ちょいちょいマルクス主義への言及が出てくるのは、かつてコリアーが運動に首をつっこんでいたことの名残か。それは置いといて、経済学の理解にある意味忠実な立場から、アフリカをとりまく4つの罠について、極めて明快な整理がなされている。おすすめです。
仲良しだというスティグリッツだが、貿易政策についての見解は微妙に異なるようにみえ、研究意欲をかきたてられる読書経験であった。