今年の三冊

1位

フェアトレード―格差を生まない経済システム

フェアトレード―格差を生まない経済システム

原著は2007年出版ではないが、今年一押し。この政策提言は先進国には非常に厳しいが、短絡的な自由貿易論を退け、具体的な貿易ルール提案を展開している。訳も良い。ただ、一部の専門用語がこなれていないのは問題である。

2位

食糧争奪―日本の食が世界から取り残される日

食糧争奪―日本の食が世界から取り残される日

一次産品・資源論で時のヒトの著書。食糧問題の今日的重要性を世界経済との接点から。

3位

開発論の源流

開発論の源流

骨太の研究書。


そのほかの素晴らしい本

国際経済―理論と現実 (MINERVA現代経済学叢書)

国際経済―理論と現実 (MINERVA現代経済学叢書)

素晴らしいテキスト。

環境経済学 新版

環境経済学 新版

金字塔。