読了(『不況のメカニズム』)

おすすめ。

伊東光晴『現代に生きるケインズ』も良書だが、一般理論に即してケインズの意義と限界を丁寧に説明しているため、初学者にもよりわかりやすい。小野氏は、需要サイドの経済学を頑固に続けており、その一貫した研究スタイルにあこがれる。

気になったのは、「政府介入の必要性」(p.84)と「重商主義自由貿易」(p.148)か。